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ホウレンソウの栽培方法

2023.10.15

ホウレンソウ

<土作り>
一週間前(全面施肥)
苦土石灰:150~200g/㎡
堆肥:2kg/㎡
化成肥料:100g/㎡
☆酸性土壌に弱いので、苦土石灰(くどせっかい)を多めにまきましょう。
※文中にある数字はあくまで目安ですので栽培者の環境に合わせて調節してください。
 
 
<タネまき>
一週間前に土作りした畝に十分水やりします。支柱などを使って深さ約1cmのまき溝をつけます。
1cm間隔でタネをまき、土をかぶせて手のひらで軽く押さえ、たっぷりと水を与えます。
☆畝の表面やまき溝に凸凹があったり、かぶせる土の厚さが均一でなかったりすると、発芽しなかったり、発芽しても傷んでしまったりすることがあります。うねの表面は丁寧にならし、まき溝をきっちりとつけ、覆土(ふくど)を均一にして発芽を揃えましょう。
 
 
<間引き・追肥>
【1回目の間引き】
小葉が展開したら、発芽遅れ、徒長したもの、混みすぎている苗を間引きし、がっちりした苗を残します。
【2回目の間引き】
本葉1~2枚ごろ、株間3cm位になるように間引きします。条間に化成肥料50g/㎡を施し覆土します。
【3回目の間引き】
本は4~5枚ごろ、株間4~5cmに間引きし、前回同様に追肥します。
 
 
<寒さを防ぐ>
低温には比較的強いのですが、秋まきの場合、11月以降は竹や木の枝を北側に立てて風除けをすると良いです。また、冬どりするときは、霜柱などで浮き上がってしまうことがあるので、ビニールや寒冷紗でトンネルをかけるようにしましょう。
 
 
<収穫する>
秋まきであれば、タネまき後、50~60日ぐらいで収穫できます。大きくなったものから間引くようにして株ごとに抜き取って収穫します。
ホウレンソウは、典型的な長日性作物で日の長さが12時間を超えると、花芽を持った株がとう立ちしてきます。とくに春まきした場合は、とうが立ちやすいので茎が立ち上がるように伸びはじめる前に収穫するようにします。
秋まきしたものでも冬を越して3月半ばすぎになると急にとう立ちが目立ってくるので、その場合は早めに収穫しましょう。
株ごと抜き取ってからハサミで根を切り落とすか、ハサミの刃先を土中に入れ、根を少し切りつけて切り落としましょう。
 
 
☆栽培中の注意☆
夜間に光があたる場所で栽培すると、ホウレンソウは日が長くなったと勘違いして「とう立ち」します。
外灯など夜間に光が当たる場所での栽培は避け、庭やベランダなどでは、部屋の明かりがもれないようにしましょう。
 
 

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