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マクワウリについて・・・

2013.09.15

メロンその他

<種まき>
発芽は十分に暖かくなってからの方が簡単です。夏場の高温期がよく成長する時期です。発芽には高温を必要とします。発芽だけならビニールで密封すると簡単ですが、その後の成長も高温を必要としますので、早播きは難しいです。また、夏場でもメロンと異なり、枯れにくいので、遅めの栽培がおすすめです。
<苗を育てる >
気温が上がるまでは、室内の窓辺か、簡易温室で育てます。高温にすることと、ナメクジなどの害虫に新芽を食べられないように注意します。発芽後の新芽はかなりか細いです。キュウリなどよりも小さいです。気温が高い時期に育てるとあっという間に大きくなるのですが、低温期では小さい状態が続きます。低温に当てるとそのまま、成長が止まってしまうことがあります。
<植え付け>
目安ですが、畝幅180cm、株間60cmぐらいとします。アーチ型支柱ややぐらを組み、キュウリネットをはって、吊り栽培も可能です。地面を這わしたほうがよく育ちます。
<摘心>
地這い栽培の時に行います。親蔓がを4,5枚で摘心します。子蔓が伸びて4,5本仕立てで、四方へ伸ばしていきます。縦栽培では、場所をとりたくないときは、2本仕立てくらいがいいのではないかと思います。
<追肥>
追肥は気温が上昇してから行います。成長が激しくなってから、葉が小さくならないように追肥を与えます。
<成長、開花、着果>
低温や低日照で株が大きくなっていないときは、上手く実が肥大しません。また、高温期にはスムーズに開花、着果して実が肥大していきます。
<収穫>
完熟してヘタから離れ落ちるまで熟させます。メロンと異なり、追熟ができません。ならした状態で完全に熟するのを待ちます。
<栽培後半のポイント>
前半に寒さに当てて、成長が止まってしまうような状況に遭うと、夏になっても回復しないこともあります。遅くても、もう一度タネをまき直したほうが成長がよく、いい結果を残せるかもしれません。実を収穫したり、株が弱っていたりすると、夏場に枯れることもあります。改良品種のメロンと違って、原種に近いマクワウリですので、それほど強健ではないようです