愛知の伝統野菜⑥治郎丸法蓮草とは

治郎丸法蓮草(じろうまるほうれんそう)

治郎丸法蓮草
尾張平野の中心にある稲沢市治郎丸が原産地とされ、日本在来の品種と洋種品種の自然交配で生まれた品種であると考えられています。尾張の畑作地帯が昭和に入ってホウレンソウの大産地となった時代の代表品種です。この品種は固定種ですが、次の時代はニューアジアに代表されるF1品種の時代になっていったのです。この時代夏には氷詰したホウレンソウが東西の市場へ貨車で輸送されました。

品種の特徴は切れ込みの多い葉で、根部の桃色が鮮やかな所です。気温の低下した時期での糖度の上昇や、ホウレンソウ特有の香りが高い品種です。現在の多くのF1品種に比べると葉がやや細長で、葉色が淡く、厚さもやや薄いことから、結束した場合は、やや荷姿が大きく、長くなります。ボリュームのある荷姿にするには、収穫までにやや日数をかけ、大株で出荷する必要があります。

 

 

 

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