トマトについて・・・
2013.09.15
トマト
<苗を用意する>
苗は市販のものを用います。種苗店などで本葉が7~8枚ついた、大きいしっかりしたものを選んで購入します。節が間伸びして丈ばかり長いものや、葉の色が悪いものは育ちがよくないので避けましょう。
<苗を植えつける>
植え付けの前日に、畝に50~60cm間隔で植え穴(直径約30cm)を掘り、液肥をたっぷりと与えておきます。
苗は根土をくずさないように、やや浅めに植え、ぐらつかないように周りの土を寄せて軽く押さえます。また、トマトは花も茎も同じ方向に出る性質があるので、花芽が同じほうに向くように苗の向きをそろえて植えつけます。植え付け後は、苗が風で倒れないように仮支柱として短い棒を斜めに差して軽く結んでおきます。
<支柱を立てる>
植えつけ後、草丈が伸びて本葉が10枚程度になったら、仮支柱を長い支柱(2m)に取り替えます。支柱はしっかり合掌させて組み、茎が伸びに合わせて誘引し、ひもで固定します。支柱を立てたら、病気や雑草、乾燥防止を兼ねて根元にわらを厚めに敷いておきます。
<わき芽を摘む>
トマトは本葉のつけ根から次々とわき芽が出てきて、放っておくと茂りすぎで、良い実もつきにくくなります。早めにわき芽は摘み取り、中心の茎だけを伸ばしてやります。
<摘芯をする>
生長するにしたがって下からだんだん花房がついていきますが、第5花房まで実をならせることにして、第6花房の下で2枚の葉を残して芯を摘んで生長をとめます。
<追肥をする>
植え付け後から1ヶ月に1~2回の割合で化成肥料をひと握りずつ与え、土寄せします。
<ホルモン処理をする>
冷たい風にあたったり、暑すぎると花が落ちてしまうことがあります。落花させないでよい実をつけるためにも、ホルモン剤を散布すると効果があります。
<病害虫を防ぐ>
モザイク病といって細くとがったり、濃淡のモザイク状の斑点があらわれることがあります。そうした葉を見つけたときは抜き取って処分し、他の株への伝染を防ぎます。
<収穫する>
品種や天候などによって収穫時期は違ってきますが、ふつう開花してから40~50日で収穫できます。下のほうから実がつくので、十分に赤くなるのを待って収穫します。ハサミを使わなくても、実を持ち上げるようにすると簡単に取れます。