アサヒ農園のこだわり
2014.12.02
種子のお話
アサヒ農園のこだわり
~種苗メーカーのお仕事~
「アサヒのぐるタネ」を運営する株式会社アサヒ農園は野菜のタネ一筋140年、高品質・安心な種でたくさんの農家さまの信頼を頂いております。農林水産大臣賞を受賞、各地方の野菜審 査会で入賞するためには研究農場・生産部・品質管理部などの表には見えない多くの社員の「隠れた努力」の積み重ねがあるからだと考えております。今回、直営通販サイト「アサヒのぐるタネ」を通 じて、アサヒ農園の裏側についてお話しできればと思います。
アサヒ農園のこだわり
①研究農場
本社から数分の研究農場で育種・研究・試作を行うのが研究農場のお仕事です。
※写真は大根の育種に用いる素材の分析をしています。
「育種・研究」
一口に「種」と言っても、オス・メスを掛けあわせて生みだされる「交配種」、良い品種を選抜していく「育成種」、昔ながらの「固定種」など様々な種類があり、野菜の品目に合わせて最適な育種を行っています。色・形・生育特性など年々多様化するお客様のニーズにお応えするためは、常識に流されない新しい発想・ものの見方が要求されます。
良い品種を生みだすだけでなく、現在のラインナップを上手く活用する栽培方法の研究も行っており、促成・抑制・ネット栽培・ハウス栽培など様々な環境での適応テストも行っています。お客様から「こんなことで困っているんだよ~」という相談を頂いた時にできるだけ早く対応・良い情報提供をするためには欠かせない研究です。「科学的な解決策」や「自然のモノを活用した解決策」まで、お客様に合わせた情報提供ができる体制を常に目指しています。
「試作試験」
採種・選別を通った種が間違いなくその品種に生育するか徹底的に試作してチェックします。葉の色・茎の形・果の大きさ・生育スピードなど野菜の種類ごとに様々な項目でチェックしており、瞬時に違いに気付く力が求められます。お客様に間違いのない商品をお届するために、農場・生産部の社員だけでなく、営業、管理と様々な部署の目で「お客様の期待に応えられる種なのか」厳しくチェックしています。
②生産部
農場にて育種した品種の原種(元となるタネ)を採種現場にて増産し、現地・自社でも選別するのが生産部のお仕事です。
「採種現場をチェック」
日本国内だけでなく、世界中に採取地があり、生産部は自ら採種現場に足を運びます。混ざりの無い採種ができる環境作りができているのか?採種に必要な栽培がされているのか?気候変動に対応できる状態であるのか?現地に行かなければ分からない情報を現地で確認します。固定種であれば異株を取り除き、純度の高い種を生産するために目を光らせています。現地の方とコミュニケーションを取り、お互いに協力しあう関係作りも重要な仕事です。
「種子選別」
採種現場から到着した種を選抜していきます。異物の除去、色・形・重さなどそれぞれの項目ごとに専用の機材を使って選別します。こうすることで、お客様にお届けする種を充実の良いものだけにそろえていきます。大量の種子を細かく選別するので、たくさんの時間と体力・根気の必要な仕事です。発芽率の良さはここが重要といっても過言ではありません。
③品質管理部
「冷蔵室にて品質保持」
タマネギ・キャベツ・大根などそれぞれの適温・適湿で管理し、入庫から出荷まで良い状態を保ちます。タネの天敵である多湿・高温から種子を守るために細心の注意を払っています。
「発芽試験室にて発芽をチェック」
各野菜ごとに求められる発芽率を満たしているのか、実際に種をまいてチェックをしています。紙・砂・綿、常温・加温など品目に応じた様々な環境下で種子をまいて、その発芽率・発芽の揃いをチェックしています。一見簡単そうに見える作業ですが、種から発芽した状態までの短い期間で種子の良し悪しを判断し、異変に気付かなければならないため、とても集中力が必要なお仕事です。
アサヒ農園の新たな挑戦!
「購入されたお客様へのサポート!」
新たな取組みとして、「アサヒのぐるタネ」では、インターネットを通じてアサヒ農園の種子をお使いいただくお客様の栽培・販売をサポートする情報配信に取組んでおります。
・お客様に最適な品種情報
・最高の栽培・収穫方法
・最高の野菜の販売方法
・最高の野菜の料理方法
これらを積極的に配信し、本当の意味で「最高の野菜」を作って頂く。
そこから生まれる喜びを作り出すことが我々の使命です。
「こんなことを知りたい!」、「こんな野菜を探している!」など
トップページの「お問い合わせ」よ りお聞かせください。
アサヒ農園の種をお使いの皆さんのベストパートナーでありたいと願っております。