効果的な肥料の与え方
2015.03.10
今月の農作業栽培(育て方)のポイント土壌・肥料
葉菜類・果菜類・根菜類というカテゴリに以外にも野菜の種類によって養分の吸収の仕方が違います。肥料を与えなくても野菜ができる場合はありますが、良い野菜を作るためには「野菜の品目に応じた肥料計画」をする必要があります。
基本的な考え方は3つ
「前半型」「コンスタント型」「後半型」
これから作る野菜がどのタイプなのか十分に理解した上で栽培計画をすることは非常に大切です。
より良い野菜栽培の参考にしてください。
〈前半型〉
①茎、葉をしっかり作り、その後じっくり収穫部が肥大する野菜
②生育期間が短く、茎葉を収穫する野菜
基肥を主体にして、後半にチッソ肥効が出ないようにしましょう。
例えば…
サツマイモ、ジャガイモ
リーフレタス、短期型のハクサイ(早生種)、小カブ、コマツナ、チンゲンサイ、コールラビ、ホウレンソウ(夏まき)、シュンギク
〈コンスタント型〉
基肥も追肥もやや多めに、こまめに与えましょう。
葉茎が伸びながら、少しずつ収穫する生育期間がみじかい野菜
例えば…
長期型ハクサイ(晩生種)、ホウレンウ(秋・春まき)、ツルナシインゲン、オクラ、キュウリ、ナス、ピーマン
〈後半型〉
葉ボケ・つるボケしやすい野菜
基肥を少なくし、追肥(持ち肥)で尻上がりにしましょう。
例えば…
ゴボウ、ダイコン
トマト、メロン、スイカ
種の購入はアサヒのぐるタネへ!