エダマメの栽培方法
2023.05.20
エダマメ
栽培方法(エダマメ)
・土つくり
一週間前(全面施肥)
苦土石灰:100~150g/㎡
堆肥:2kg/㎡
化成肥料:50g/㎡
※文中にある数字はあくまで目安ですので栽培者の環境に合わせて調節してください。
コンテナ栽培の場合は、水やりのたびに肥料分が流出するので元肥入りの培養土を利用すると良いでしょう。
<タネまき・育苗>
直径9cm(3号)のポリポットに元肥入りの培養土を入れ、深さ1.5~2cmのまき穴を2か所あけてタネを1粒ずつまきます。約2週間後、初生葉(しょせいよう:マメ類で、双葉の次に出る葉)が開いたら、2本立ちのまま植え付ける。
☆直まきする場合は鳥よけが必須です。
まき穴1か所当たり3粒のタネをまいたら、不織布をべたがけしたり、防虫ネットをトンネル状にかけましょう。
初生葉(しょせいよう)が開いたら鳥よけをはずし、2本になるように間引いてそのまま育てます。
<土つくり>
1週間前に、全体に苦土石灰と元肥をまき、畝を立てておきましょう。化成肥料は通常の半量位で良いでしょう。
☆マメ科の植物の根は根粒菌と共生しています。根粒菌が空気中のチッ素分を取り込んでくれるので、チッ素肥料を控えめに育てることがポイント。多すぎるとつるボケを起こしてしまいます。
<植えつけ>
畝の表面を平らにならし、マルチを張ります。列間45~60cm、株間30cmを測り、植え穴をあけ、ハス口を外したジョウロ水を注ぎ、水が引いたら苗を植えつけましょう。植えつけ後は、ジョウロにハス口をつけて、たっぷりと水やりします。
<追肥、中耕>
植えつけの1か月後、マルチの穴に化成肥料をひとつまみ(3g程度)まきます。
花が咲き始めたら2回目の追肥のタイミングです。根がひろがるので、マルチの端をめくって化成肥料30g/㎡程度をまきましょう。土と軽く混ぜ合わせたらマルチを元に戻して、株が倒れそうなら支柱で押さえると良いです。この頃から乾燥に特に注意してください。
<摘芯(てきしん)>
本葉5~6枚の時に摘芯します。草丈が低くなり、倒状しづらくなります。また、わき芽が伸びて側枝にも莢がつき多収になります。
<害虫対策>
2回目の追肥後、防虫ネットをトンネル状にかけて害虫の侵入を防ぎます。
トンネルの内部は高さがあるので株の成長に支障がない場合は収穫までかけたままにしておいてもかまいません。
※花が咲き始めると、カメムシが発生するようになります。カメムシは花やさやの中に細い口を差し込んで汁を吸い取ります。被害にあった花は、さやができなくなったり、豆が太らなくなってしまいます。花が咲き始めたら防虫ネットで覆うことがカメムシ被害を防ぐコツです。
<収穫>
【株ごと】
さやを押すと豆がはじけ出すくらいになったら株元を持って引き抜きます。
【さやの切り取り】
パンパンにふくらんだものから順次切り取ります。エダマメは株の下のほうから実が入ります。
食べころの豆を長く楽しみたいなら切り取り収穫がオススメです(^^)
<調理のコツ>
エダマエは収穫直後から鮮度が落ち始めます。収穫したらすぐにさやを切り取って水洗いした後、塩を全体にまぶしてもみ込み、熱湯で手早くゆでましょう。
アルコールから肝臓や腎臓を守る成分を多く含むそうなので、「ビールのおつまみにエダマメ」と言うのは、理にかなった組み合わせですね(^^)♪
小エビと一緒に寄せ揚げしたり、塩ゆでしたエダマメを莢のままにんにく、赤唐辛子、オリーブオイルでさっと和えた、枝豆ペペロンチーノにしてもおいしいですよ(^^)☆