ぐるたね図書館

タマネギ品種の選び方【タマネギ基礎編】

2023.07.24

8月の農作業9月の農作業タマネギ

タマネギと言っても各メーカーがたくさんの品種を発売しております。
なかなか自分に合ったタマネギを見つけるのが難しくなっていますね。

今回は「タマネギの選び方 基礎編」です。
「タマネギを作りたい!けど選び方が分からない!」
そんな方の参考になればと思います。(^^)/

では簡単なタマネギの選び方をご紹介!
まず、タマネギは3つの基本的な基準があります。
「形」 「色」 「収穫時期」がオーソドックスなところです。

「形」は丸型、平型、大きいもの、小さいもの。
「色」については、赤、白、黄の三色が主流です。
同じ色でも品種が違うと色づきが若干違います。

最後に「収穫時期」
ここが特に重要です!
一般的に3種類に分けられ、「早生(ワセ)」「中生(チュウセイ・ナカテ)」「晩生(バンセイ・オクテ)」があります。メーカーによっては極早生(ゴクワセ)や超極早生というものや、中早生(ナカワセ)など細かく分けている場合もありますが、統一した基準は無く、各メーカーごとの基準と思われます。

この3種類の分け方は、「生育の早さ」、つまり「収穫時期の早さ」で分けられます。
具体的に「いつ収穫が早生」とは申し上げられませんが、4月頃までに収穫するものを早生、5月収穫が中生、5月の終わりから6月が晩生と言われがちです。(中間地基準)

食べる観点から言えば、「早生はサラダ向き」、「晩生は加熱向き」と言われます。早生は生でも辛味が弱く非常においしいですが、柔らかいので加熱にはあまり向かず、晩生は生食にするなら水に漬けておかなければなりませんが、加熱すると非常に旨みのある印象です。(あくまで店長の味覚ですのであしからず。)

また、早生よりも晩生の方が収穫後に日持ちするので「少しずつ食べたい」という人は晩生の玉ねぎを育ててみましょう。

まとめてみますと…

「形」 丸型・平型・大きい・小さい
「色」 赤・白・黄
「収穫時期」 3月~6月のいずれか(中間地基準)
「調理法」 サラダ・加熱
「食べるペース」 すぐ食べきる・少しずつ食べる

簡単にタマネギの選ぶ基準はこういったものがあります。

まずは自分がどんなタマネギが良いのか決めてから品種を探すのがいいかと思います。
ご参考にしてください。

最後に注意点として、
一般的に、玉葱のタネまき時期は9月の上旬~下旬にかけてです。(中間地基準)
品種によって若干早く蒔ける品種もありますが、早まきしすぎると抽苔の危険がありますので焦りは禁物です。一般的に早生(ワセ)は9月の上旬から、中生(ナカテ)は9月の中旬、晩生(オクテ)は9月の下旬からタネをまく事が多いようです。(中間地基準)

種まき前の種は高温化に長時間置かれたり、多湿環境に置かれると発芽率が落ちる場合がありますので、日向に種を置くことは絶対にさけて、涼しい場所で保管しましょう。