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栽培方法 ~大根編~

2023.07.30

栽培(育て方)のポイントダイコン

栽培方法 ~大根編~

※文中にある数字はあくまで目安ですので栽培者の環境に合わせて調節してください。

土作り
根が伸びる途中に堆肥の塊や石があると、根がまっすぐに伸びず、途中で枝分かれした「叉根」になってしまうので、石などは取り除き、土を30cm程度の深さまでよく耕すことが大切です。

播種(種まき)
1週間前に土作りをし、幅60cm程の畝を立てます。タネまき当日、25㎝間隔で、まき穴を作ります。1穴に4~5粒のタネを等間隔に置きましょう。
1cmほどの厚みで土をかぶせ、手のひらで軽く押さえ、タネと土を密着させたら全体にたっぷりと水やりしましょう。

間引き、土寄せ
《1回目》
タネまきの1週間から10日後、双葉が開いたら、本葉が出るころまでに、1回目の間引きを行います。
不織布をかけてある場合はここではずしてください。
葉の形や色のわるいもの、小さいもの、弱そうなものを抜いて、1穴あたり3本にします。残った株がたおれないようにまわりの土を軽く寄せてください。

《2回目》
タネまきの約2週間後、本葉が3~4枚になったら、元気な株を2本残すように間引き、株と株の間に、約30g/㎡の化成肥料をできるだけ均等にまきましょう。クワの先で化成肥料と土を混ぜ合わせ、株元に土寄せ上げると良いでしょう。

《3回目》
タネまきの25~30日後、本葉が6~7枚のころに、元気な株を1本残し、残す株の根が持ち上がらないように押さえながら、間引く株を抜き取ります。
約30g/㎡の化成肥料を株のまわりに均一にまき、クワで化成肥料と土を混ぜ、葉をしっかり立たせるように、株元近くに土を寄せましょう。
その後は2週間に1回のペースで、化成肥料30g/㎡程を追肥し、土寄せしましょう。

収穫
【青首ダイコン】
地上に見えている根の太さが6~7cmになったら収穫しましょう。
葉を束ねて根本近くを持ち、まっすぐ上にひき抜きましょう。
【白首ダイコン】
土の中に深く伸びているので、根の上のほうを両手で持ち、ゆっくりと慎重に引き抜きましょう。

横に揺すりながら抜くと折れてしまう場合がありますのでまっすぐゆっくりがコツです(^^)☆
☆取り遅れると根が割れてきたり、中に「ス」が入ったりして味が落ちてしまいます。
品種特有の大きさになったら早めに収穫しましょう☆

 病気・害虫対策
【べたがけ】
不織布を畝にべたがけすると、防虫効果のほか、タネの乾燥を防いで発芽を助ける効果があります。畝全体にかぶせ、風で飛ばないように四辺を土で埋めましょう。1回目の間引きの時までかけておきましょう。

【トンネルかけ】
防虫ネットのトンネルがけは、虫よけ、風よけの効果があります。トンネル用支柱を50cm~60cm間隔で畝に渡して深く埋め、ネットをかぶせ、両端はねじって杭などで留め、すそに土をのせておきます。さらにトンネル用支柱を土に渡しておくと安心です。収穫までかけておくと綺麗なダイコンが出来上がります。


☆保存のコツ☆
葉をつけたままにしておくと「ス」が入りやすいので、収穫後は葉を切り落とし、乾燥しないように新聞紙などで包んで冷暗所で保存すると、みずみずしさが保てますよ(^^)

大根は古くから日本で栽培されてきた野菜で、地方によって品種も多く形や肉質などの品種の分化が著しく発達している野菜です(^^)本当にたくさん品種があっておもしろいですよね!

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