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早生京水菜(わせきょうみずな)

2023.12.08

伝統野菜・固定種葉菜類

早生京水菜(わせきょうみずな)とは

 

  • 【レア度】★☆☆☆☆

ヒストリー

「水菜」は、天保3年(1683年)の「常憲院殿実記」に栽培の記録がありますが、
それ以前から京都市の西南の東寺や九条付近で栽培されていたものと考えらています。
「水菜」「京水菜」「京菜」「千本菜」など、さまざまな呼び名があります。

特徴

京の伝統野菜である「水菜」には、早生と晩生の品種があり、
こちらは「早生」の品種となります。
「早生京水菜」は、葉がやわらかくサラダに適しています。
シャキシャキとした歯ごたえと、特有の香りが特徴です。
葉は緑色の細葉で、葉軸は白く極細です。
生育旺盛で、周年栽培することができ、家庭菜園でもつくりやすいです。

使い方・調理法

使いやすさ:★★★☆☆
シャキシャキとした食感をいかした漬物やサラダ、鍋の具などによく使われています。
肉や魚の臭みを消してくれるため、以前は鍋料理(ハリハリ鍋)が主流でしたが、
水溶性ビタミンが多く、サラダなど生食におススメです。
デトックス効果のある葉緑素や、美肌づくりに効果のあるポリフェノール群も含まれており、
女性にうれしい葉菜です。

種まき時期