ぐるたね図書館

伏見甘長唐辛子(ふしみあまながとうがらし)

2024.02.29

伝統野菜・固定種ししとう・とうがらし

伏見甘長唐辛子(ふしみあまながとうがらし)とは

 

  • 【レア度】★★★☆☆

ヒストリー

江戸時代に発刊された書物「雍州府誌」によると、
山城の国、伏見稲荷(現在の京都市伏見区)付近で栽培されていたとの記録が残されています。

特徴

京都の伝統野菜で、「ひもとう」や「伏見とうがらし」とも呼ばれています。
疲労回復に効果のあるビタミンCなどのビタミン類やカロテンを含んでおり、
夏場のスタミナ野菜として古くから食べられてきました。
いわゆるとうがらしのような辛味はなく、さわやかな風味と甘みがあります。
長さ10~15cm程の細長い形状で、光沢のある濃い緑色をしています。
生育旺盛で株張が良く枝の分岐性も良いので、家庭菜園に最適な品種です。

使い方・調理法

使いやすさ:★★★☆☆
やわらかく辛味がないので、お子様でも安心して食べることができます。
さっと焼いてかつおと醤油をかけたり、お肉やベーコンと油で炒めたり、天ぷらにしたりと
各種料理に利用できる人気品種です。
京都では、葉の部分を「きごしょう」と呼び、佃煮にして食べられています。

種まき時期