
食卓をちょっと楽しく、個性が光る秋の野菜たち 【野菜遺産プロジェクト】
2025.09.15
ぐるたねのおすすめ伝統野菜・固定種野菜遺産プロジェクト
気づけば、スーパーの野菜ってどれもよく似た顔ぶれ。
でも、野菜の世界はもっと広くて、深くて、ひとつひとつに個性があります。
野菜遺産プロジェクトは、そんな“多様な野菜の魅力”を知り、育て、味わいながら、
次の世代へとつないでいくことを目指すプロジェクトです。
🌱 野菜が好きな人がつながる、やさしい場所

「この野菜、育ててみたよ」
「どうやって食べるのがおいしいかな?」
野菜遺産プロジェクト~いい野菜のはなしをしよう~は、そんな声が気軽に行き交う、
“野菜好きさん” の集まるオンラインコミュニティです。
育てる人も、食べる専門の人も、ただ野菜のことを知りたいという人も大歓迎。
野菜が好きという気持ちを共有するだけで、
自然とつながりが広がっていく、あたたかな場所です。
イベントへの参加、栽培記録の投稿、料理の写真のシェアなど、楽しみ方はいろいろ。
あなたもぜひ参加してみませんか?
野菜には、それぞれ育ってきた土地や歴史、そして形や味に宿る“個性”があります。
今回ご紹介するのは、しゃきしゃき、ほくほく、彩り豊か——
秋の食卓を彩るだけでなく、「どんな歴史があるの?」「どんな味?」と話したくなるような野菜たちです。
どれも、昔から大切に育てられてきた固定種や在来種ばかり。
見た目の面白さや、料理してみたくなる風味、
そしてその野菜が生まれた背景まで、じっくり味わっていただけたらうれしいです。
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かつお菜
「かつお菜」は福岡県を中心とする九州地方で古くから親しまれている伝統野菜で、カツオのように「だしが出る」ほど風味が良いことからこの名がつきました。煮物やお雑煮に最適で、炒め物や漬物にも活用できます。
葉は広くて厚みがあり、葉脈がはっきりしているのが特徴です。- 特性
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種まき時期 平暖地:3月中旬~6月上旬、9月中旬~11月中旬 冷涼地:4月中旬~8月上旬 収穫時期 平暖地:5月中旬~8月、11月~翌3月上旬 冷涼地:6月下旬~12月
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早生京水菜
京都で親しまれてきた、繊細な見た目とやさしい風味が魅力の水菜。
中でも「早生(わせ)」タイプは生育が早く、秋から育てやすい品種です。
サラダや鍋物、炒め物にも使いやすく、日々の食卓に取り入れやすい万能選手。- 特性
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種まき時期 平暖地:3月~11月 冷涼地:4月~9月上旬 収穫時期 平暖地:4月~翌2月中旬 冷涼地:4月~9月上旬
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改良仏国さやえんどう
サヤは長さ12~15cmで幅の広い大莢の代表的絹さやえんどうです。
草丈約1.5m位のつる性、秋にタネをまいて、春先に収穫できる越冬野菜です。
ほどよい厚みと甘み、さやの香りがしっかり感じられ、炒め物や卵とじにぴったり。- 特性
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種まき時期 平暖地:10月~11月中旬 冷涼地:4月中旬~5月 収穫時期 平暖地:4月下旬~6月 冷涼地:7月~9月中旬
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ツタンカーメンの紫えんどう
古代エジプトのロマンを感じる、不思議なエンドウ。
名前の由来は、エジプト王家の墓から発見されたとされる豆にちなんで。
さやは深い紫色、中の豆は緑色で、炊き込みご飯にするとほんのり赤紫に染まります。
見た目のインパクトと話題性も抜群。栽培して楽しく、食べて美しいエンドウです。- 特性
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種まき時期 平暖地:10月中旬~11月下旬 冷涼地:3月 収穫時期 平暖地:5月~6月中旬 冷涼地:6月上中旬~7月中旬
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長型赤白はつか大根
名前のとおり、赤と白の2色が楽しめる、可愛らしい二十日大根。
タネまきから20〜30日で収穫できるので、初心者にもぴったり。
シャキッとした食感とほどよい辛味が、サラダに映えます。- 特性
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種まき時期 平暖地:3月~11月中旬 冷涼地:4月~9月 収穫時期 平暖地:4月~12月 冷涼地:5月~11月上旬
今年の秋は、いつもとちがう野菜を食べてみたり、育ててみたり。
そんな小さな変化から、日々の暮らしがちょっと楽しくなるかもしれません。
野菜遺産プロジェクト~いい野菜のはなしをしよう~は、“野菜好きさん” の集まるオンラインコミュニティです。
イベントへの参加、栽培記録の投稿、料理の写真のシェアなど、楽しみ方はいろいろ。
あなたもぜひ参加してみませんか?