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野菜直売所で「おいしそう」を演出!”いろどり”を活かした売り場づくりのコツをご紹介

2023.03.01

直売所販売のコツ

人間には食欲を増進する色
反対に減退させる色があります。

中華料理のイメージカラーってなんでしょうか?
おそらく「赤色」と「黄色」を思い出したのではないでしょうか?

赤やオレンジといった暖色には食欲を増進する効果があり、
反対に青や緑寒色には食欲を減退させる効果があるとされています。

某牛丼チェーン、某ハンバーガーチェーン、某フライドチキンチェーンなどなど
思い起こせば多くの飲食店にこの効果が活用されています。

では、この効果を直売所の売り場に活用しない手は無いですよね!
色の力を活用して「食べたい!」と思わせる売り場づくりをしていきましょう!

寒色野菜をカバーすべし!
緑(葉っぱ)、紫(赤色野菜)、グレー(土色)など
意外に寒色要素はたくさんあります。
このようなものは違う色のタイプを一緒にパッキングすると良いかもしれません。
ベビーリーフセットのパックには必ず「赤色」の葉っぱが含まれていますよね?
これは「種類の多さ」と「食欲増進」の2つの効果があると考えられます。
なので、ほうれん草も赤根のタイプを選んでみたりすると良いでしょう。

また、濃い色には薄い色の色が合いますので、
濃い紫の縞が特徴の「高原秋縞いんげん」の場合は、
色が薄めのいんげん「例えばタネガシロ」を一緒にパッキングするといいですね。
「これは寒色やさいだなー」と思ったら、違う色の野菜も混ぜてみましょう!

土の色には要注意!
土には乾くとグレーになる土がありますよね?
この色は食欲の面からあまり良いとは言えません。
(私はコンクリートを連想してしまいます(笑))
なので、栽培している土が乾いたら何色になるかチェックしましょう。
土付き野菜は新鮮さをPRする良例ですが、乾いてグレーになると逆効果・・・
グレーになる土で栽培されている場合は、綺麗に洗いましょう。

色付き野菜は葉付きで演出!
ニンジンを例に取ってみましょう。
根部だけで陳列するより、5~10㎝くらい葉部を残して販売しましょう。
コレは新鮮さをPRするだけでなく、食欲の面からも効果的と考えられます。
同じようにかぼちゃもカットして断面を見せる方が、中のオレンジ色が表れます。
カットしないほうが、新鮮で貯蔵も効きますが、
食欲の面ではカットした方がいいと考えられます。

このように色の力を活用することで「食べたい!」を演出できます。
人によって色の好みはありますので、絶対は言えませんが、
美味しい野菜を「おいしそうに」演出する
そんな技術の一つとして活用していきたいですよね。

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