伝統野菜を食べ比べしてみました!!~葉もの野菜編~
2023.04.12
ぐるたねのおすすめ伝統野菜・固定種
みなさん、伝統野菜って食べた事がありますか??
日本各地で古くから長く愛されてきた伝統野菜ですが、
似たような「葉もの野菜」でもどんな味の違いがあるのか?
どんな特徴があるのか・・・?
同じ状況で育て、同時に収穫した5種類の葉物野菜を、実際に食べ比べてみました!!
さてさて、どんな個性があるかな~??
今回比較して試食したのはこの5つ!
①山東菜(さんとうさい)【埼玉県の伝統野菜】
②壬生菜(みぶな)【京都府の伝統野菜】
③かつお菜(かつおな)【福岡県の伝統野菜】
④大高菜(おおだかな)【愛知県の伝統野菜】
⑤正月菜(しょうがつな)【愛知県の伝統野菜】
食感の違いや本来の味の違いが分かりやすいように
同じ条件で加熱し、味をつけずに試食してみました!!
品種の特性と共にお届けします♪
※栽培時期や収穫のタイミングで、味も変わってきます。
今回は1月に種を蒔いて3月に収穫した野菜で比較しましたよ♪
①山東菜(サントウサイ)
特性
白菜のように完全に結球することはなく、葉先が開いたままで大きく育っていく半結球の野菜といわれています。
繊維が少なく甘み、風味抜群!!
実食レポート
・葉の部分は、甘みと葉菜らしい風味がした。
・葉は少しのほろ苦さと旨味が広がった。
・中華料理に合いそうな味!!
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②壬生菜(ミブナ)
特性
京都府京都市内の壬生地区で多く栽培されていることからこの名前がつきました。
京みず菜の自然交雑でできたと言われ、葉が細長くへらのような形をしているのが特徴です。
水菜には無い、ピリッとした辛みと香りがあります。
実食レポート
・少し辛味を感じた。
・香草のような香りがした。
・少しアクを感じた。
・漬物にしたら良さが引き立ちそう!
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③かつお菜(かつをな・勝男菜)
特性
この野菜があればかつお出汁を取る必要が無いと言われるほど風味が良く、
味にコクもあります。苦味、辛味なく特有の風味があります。
実食レポート
・苦味が全くなく美味しい。
・茎の部分が特に甘く感じた。葉も甘みを感じる。
・葉と茎にやわらかいトゲのようなものがあるためか、食感は少しザラザラしている。
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④大高菜
特性
知多郡大高町(現名古屋市緑区)で、古く江戸時代から栽培されていた尾張名物の野菜の1つです。
「大きい高菜」ではなく地名なのです!
放っておくと90cmにもなり味も変わる事がないので美味しく食べる事が出来ます。
野沢菜に近い在来種の菜類で、歯切れの良い食感と、特有の風味がありますよ。
実食レポート
・苦味もないが甘みもそれほどない。
・野沢菜っぽくて美味しいので漬物に向いていそう。
・シャキシャキと歯切れがよくて美味しい。
・ほのかな辛味を遠くに感じる。
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⑤正月菜(もちな)
特性
小松菜(こまつな)に近い在来の菜類で、小松菜より少し淡く黄緑色です。
葉や茎の食感が小松菜に比べてやわらかく、風味があります。
実食レポート
・クセがない小松菜のような感じがする。
・茎はやわらかい中でもシャキシャキ感もある。
・葉に少し苦味を感じる。
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どれも良さがあって美味しかったのですが、
メンバーの中での人気№1は「山東菜」でした!!
味をつけなくても甘みを感じてとっても美味しく、試食後はみんなで「おかわり~!」しました^^
私が個人的に感じた事は、普段の料理では調味料を使ったり、代用で似た葉もの野菜を使ったりしていましたが、たまには野菜本来の味を食べてみるのも良いなと思いました。
また、「甘い」「苦い」「辛い」という味覚にも、それぞれ食感や風味が加わる事で、こんなにも「美味しい」の幅が広がるんだ!!と感じる事ができました。
改めて、、、伝統野菜って個性豊かで美味しい♪
葉物野菜は種蒔きから収穫までの期間が短くて、簡単に栽培できるので
みなさん是非!挑戦してみてくださいね😊