ぐるたね図書館

かつお菜

2023.11.30

伝統野菜・固定種葉菜類

かつお菜とは

 

  • 【旬】12~1月
  • 【レア度】★★★☆☆

ヒストリー

かつお菜は、福岡県の博多地方で古くから作られてきた伝統野菜です。
漢字で「勝男菜」と書くことから、縁起物として
博多の正月のお雑煮には欠かせない菜っ葉とされてきました。
旨み成分であるアミノ酸を多く含み、煮ると鰹だしが要らないほどのよい味がでることから
その名がつけられたようです。

特徴

アブラナ科の葉野菜で、葉や株の形状は「高菜」とよく似ています。
ちりめん状のシワがある濃緑色の大きな肉厚の葉で、風味があるのが特徴です。
「高菜」に似ていますが、アクが少なく辛みもありません。
とう立ちが遅く、長期間収穫が可能です。

使い方・調理法

使いやすさ:★★★☆☆
カルシウムの含有量が多く、βカロテンやビタミンCも豊富に含んでおり、
抗酸化性の高い野菜です。
アクが少なく、煮るとほんのり甘みが感じられます。
お浸しや和え物、鍋、煮物、すき焼きにいれても風味豊かで美味しいです。

種まき時期

春蒔きと秋蒔きが可能ですが、冬の物の方が葉に厚みが出て、旨みも多く感じられます。