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沖縄冬瓜

2024.03.29

伝統野菜・固定種瓜類

沖縄冬瓜(おきなわとうがん)とは

 

  • 【レア度】★★★☆☆

ヒストリー

トウガンの原産はインドとされており、東南アジアを中心に古くから栽培されてきました。
中国では3世紀前半に華南、華中を中心に華北に入ったとされています。
日本へは5世紀頃に朝鮮から伝わったとされており、
『本草和名(ほんぞうわみょう)』には、
白冬瓜、一名冬瓜、和名:加毛宇利(かもうり)と記されています。
夏野菜ですが、常温で冬まで保存できることから、「冬瓜(とうがん)」の名が付いています。

特徴

果実は円筒形で濃緑色。
果重は3~4kgほどで、光沢があり白粉はつきません。
果肉は白色で、肉質が厚く、味は淡白でくせがありません。
暑さに強く、丸ごと保存すれば長期間貯蔵することができます。

使い方・調理法

使いやすさ:★★★☆☆
白い果肉は、加熱すると透き通って軟らかくなります。
味も香りも淡白でくせがないので、ほかの食材の旨みや香りをよく吸収し、
あんかけやお吸い物、汁物など濃い味付けによく合います。
切り分けて薄く皮をむいたトウガンを、豚肉や鶏肉などと一緒に甘辛く煮付けたり、
さまざまな野菜や肉類と合わせて炒め、味噌、醤油、みりん、砂糖で炒めるなど、
さまざまな方法で美味しく調理することができます。
成分のほとんどは水分で、栄養価はそれほど高くないものの、
体内の余分な塩分を排出してくれるカリウムを比較的多く含んでおり、
利尿作用やむくみ解消効果があります。

種まき時期