シカクマメ|BakerCreek野菜の世界
2026.06.10
野菜遺産プロジェクト
豊かな風味とトロピカルな美しさ
― 海外の種子カタログから見えてくる、その面白さ ―
アメリカの種苗会社 Baker Creek Heirloom Seeds が発行する種子カタログには、世界各地の野菜や品種が、美しい写真とともに紹介されています。
このシリーズでは、その中からひとつの野菜に焦点を当てて、特徴や品種、食べ方を少しずつご紹介していきます。
今回は前回に続いて、沖縄にゆかりのある野菜に注目してみます。
ゴーヤに続いて取り上げるのは、同じく沖縄で親しまれているシカクマメ(WINGED BEAN)。
ニューギニア原産とされるマメ科の植物で、南アジアや東南アジア、アフリカなど、世界のさまざまな地域で広く栽培されています。
さやにはヒダのような“翼”があり、断面が四角形になる独特の形が特徴です。

ほぼすべてが食べられる豆
この植物の特徴のひとつは、食べられる部分の多さです。
若いさやはもちろん、葉、花、根まで利用されることがあり、地域によってさまざまな形で食卓に取り入れられています。
根は生のままでも調理しても食べることができ、さやはシャキッとした食感と独特の風味を持ちます。
日本の品種「URIZUN」
カタログでは、日本・沖縄に由来する品種「URIZUN JAPANESE WINGED BEAN」が紹介されています。
沖縄では、シカクマメは「うりずん豆」として親しまれており、暑い時期に収穫される野菜のひとつです。
熱帯性の作物であるため、温暖な条件下で特に良く育ちます。
この品種は8月頃からさやをつけ始め、収穫量の多さも特徴です。
食べ方と特徴
この野菜は沖縄の料理で特に人気があり、炒め物などに利用されます。
つるは大きく成長し、美しいラベンダー色の花と独特なさやをつけます。
さやは、若いうちに収穫するのが最も良く、軽く湯通しして炒め物に使われることが一般的です。また、スープや蒸し料理にも使われます。
スライスしたさやは見た目が星のような形になり、子どもたちにも人気のある野菜として紹介されています。
おわりに
今回紹介した内容は、Baker Creek Heirloom Seeds発行のカタログ
『The Whole Seed Catalog 2026』に掲載されています。
ご興味があれば、ぜひ手に取ってみてください。



