ぐるたね図書館

【大阪の伝統野菜】天王寺(てんのうじ)かぶ

2023.09.24

伝統野菜・固定種かぶ

天王寺(てんのうじ)かぶとは

 

  • 【レア度】★★☆☆☆

ヒストリー

大阪府の天王寺付近が発祥とされている天王寺かぶは、
江戸時代から関西を中心に西日本で広く栽培され、「なにわの伝統野菜」にも認定されています。
「和漢三才図会」や「摂津名所図会大成」、「毛吹草」などの書物に登場し、
俳人与謝野蕪村も「名物や蕪の中の天王寺」と詠むなど、
昔から地域の人々に親しまれてきました。
長野県の「野沢菜」のルーツともいわれています。

特徴

病害に強く、作りやすい生育の早い中型かぶで、
家庭菜園でも手軽に栽培できます。
根は純白の扁円型で直径8~10cmの大きさとなります。
肉質はきめ細かくて柔らかく、甘みがあるのが特徴です。

使い方・調理法

使いやすさ:★★★★☆
緻密で甘みが強く、生食に加え、ふろふきなどの煮物や、汁物に向いています。
煮物にしても煮崩れしにくく、しっかりとした食感が味わえます。
みそ汁やポトフなどの洋風スープにしても美味しく頂けます。
葉も柔らかく栄養価が高いため、あますところなく利用できます。

種まき時期