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阿波晩生大根

2023.10.19

伝統野菜・固定種だいこん

阿波晩生大根(あわばんせいだいこん)とは

 

  • 【レア度】★★★☆☆

 

ヒストリー

徳島県の吉野川下流地域における最重要作物であった染料の藍栽培に代わり、
明治末期にたくあん漬けが始まりました。「阿波晩生一号」は、徳島県農事試験場が
漬物業者などから白首系大根育成の要望を受け、「宮重長太」と「堀江尻細」を交配し、
昭和7年に育成した品種です。高品質なたくあん用大根の代表品種として全国各地で名声を博し、
「阿波たくあん」の黄金時代を築きました。
現在も、自家用や切干大根用として栽培されています。

特徴

根身はやや細身で、首から胴部はほぼ同じ太さですが、尻細です。
根径6~7cm、長さ45~50cm、根重1〜1.2kgほど、
首部は地上に15cmほど抜き出ます。
表皮は純白色で、肉質のしまりがよく、たくあんにすると歯切れが良いのが特徴です。

使い方・調理法

使いやすさ:★★☆☆☆
肉質は柔軟ち密で、風味豊か、歯切れも良く浅漬、本漬にするとおいしさ倍増です。

種まき時期