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晩生小松菜

2023.12.19

伝統野菜・固定種葉菜類

晩生小松菜(ばんせいこまつな)とは

 

  • 【レア度】★★★☆☆

ヒストリー

「小松菜」は、カブの一種である「茎立菜(くきたちな)」を改良し、
現在の東京都江戸川区で誕生した江戸在来の野菜です。
八代将軍・徳川吉宗が、鷹狩りに際して献上されたものを
その地名(小松川村)にちなんで命名したことから、
「こまつな」と呼ばれるようになったと伝えられています。
栽培は関東一円から全国へと広がり、地域・時期ごとに多くの系統に分かれています。
「小松菜」はもともと、秋から初春に収穫される野菜で、
正月の「餅のすまし汁」(東京風の雑煮)に入れる青菜として江戸時代から用いられてきました。

特徴

四季を通じて栽培することができ、播種後60日くらいで収穫することができます。
葉は濃い緑色で、葉、茎ともにやわらかく、ビタミン類が豊富に含まれています。
作りやすく、家庭菜園にぴったりです。

使い方・調理法

使いやすさ:★★★★☆
ホウレンソウのようなアクがほとんどなく、下茹でせずに調理できます。
栄養価の高い緑黄色野菜で、鉄分やカルシウムはホウレンソウ以上です。
骨粗しょう症予防にも効果があり、成長期のお子様にも。
豊富なビタミンCは、風邪予防や美容効果があり、
カロテンは、動脈硬化やガンなど生活習慣病予防に効きます。
和え物、おひたし、漬物、煮物、汁の具など、各種料理に利用することができます。

種まき時期