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実は面白いエンドウの種類|食べる部分や収穫のタイミングによる違いを解説

2026.10.09

ぐるたねのおすすめ10月のおすすめエンドウ

スーパーで絹さやとスナップエンドウを見かけたときに、「この2つは何が違うんだろう?」と思ったことはありませんか。お子さんに聞かれて、そういえば違いを説明できないと気づいた方もいるかもしれません。

実は、絹さやもスナップエンドウもグリーンピースも、植物としてはどれも同じ「エンドウ」です。では、同じエンドウなのになぜ名前や食べ方が違うのでしょうか。その違いには、品種ごとの特徴に加えて、食べる部分や収穫のタイミングが関係しています。

豆が大きくなる前の若いさやを食べるもの、ふくらんだ豆をさやごと食べるもの、ふくらんだ豆を取り出して食べるものがあり、それぞれ違う名前で親しまれています。

【エンドウの種類】

種類 食べる部分 品種例
絹さやエンドウ 豆が大きくなる前の若いさや 兵庫絹さやエンドウ、つるなし赤花絹莢など
スナップエンドウ 豆がふくらんださやと豆 つるありスナップエンドウ、つるなしスナップエンドウなど
実エンドウ さやの中でふくらんだ豆 ウスイ実エンドウ、ツタンカーメンの紫エンドウなど

グリーンピースは、さやの中でふくらんだ豆を食べる「実エンドウ」の仲間です。

では、絹さやエンドウ、スナップエンドウ、実エンドウには、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。ここからは、食感や食べ方にも触れながら違いを見ていきましょう。

若いさやを食べるエンドウの種類|絹さやエンドウ

絹さやエンドウは、さやの中の豆が大きくなるのを待たず、若いうちに収穫して食べるエンドウです。スナップエンドウや実エンドウでは主役になる豆も、この段階ではまだ小さく、さやは薄く平たい形をしています。

品種や気温によって異なりますが、花が咲いてから収穫までは約10〜15日。品種によって異なりますが、さやが6〜8cmほどに育った頃が収穫の目安です。豆がふくらむ前に収穫するからこそ、若いさやならではのやわらかさとシャキッとした歯ごたえを楽しめます。

お浸しや汁物、炒め物、煮物など幅広い料理に使えるほか、鮮やかな緑色を生かして料理の彩りにも使われます。

豆が大きくふくらむ前の、若いさやならではの食感を味わいたい方におすすめの種類です。

【絹さやエンドウの品種一例】

品種 つるあり/
つるなし
特徴 食感
兵庫絹さやエンドウ つるあり ・耐病性が強い
・耐寒性が強い
・極早生で育てやすい
・さやの曲がりが少なく揃いがよい
・肉厚でやわらかい
・甘みが強い
つるなし赤花絹莢 つるなし ・耐病性が強い
・極早生で育てやすい
・さやが肉厚で揃いがよい
・やわらかく筋が少ない
・甘みが強い

 

さやと豆を一緒に食べるエンドウの種類|スナップエンドウ

スナップエンドウは、豆が大きくなる前に収穫する絹さやエンドウとは異なり、さやの中の豆がふくらむのを待って収穫します。豆が大きくなってもさやがかたくなりにくいため、ふくらんだ豆と肉厚なさやを一緒に食べられるのが特徴です。

花が咲いてから約14〜20日が収穫の目安です。さやが鮮やかな緑色のまま、豆が十分にふくらんだ頃に収穫します。肉厚なさやの歯ごたえと、ふくらんだ豆の甘みを同時に楽しめるのがスナップエンドウの特徴です。

塩ゆでにしてそのまま食べるほか、サラダや和え物、炒め物などにも使われます。さやの中の豆が少しずつ大きくなっていく変化を楽しみながら、さやと豆の両方を味わいたい方に向いています。

【スナップエンドウの品種一例】

品種 つるあり/
つるなし
特徴 食感
つるありスナップエンドウ つるあり ・栽培しやすい
※公式ページの情報が少ないため、追記できる情報があるかアサヒ農園様にご確認頂く
・生育旺盛で、側枝の発生が良く多収
・豆とさやともにやわらかい
・甘みがある
つるなしスナップエンドウ つるなし ・栽培しやすい
※同上
・着莢性が良く、低節位からさやが付き多収
・豆とさやともにやわらかい
・甘みがある

 

ふくらんだ豆を食べるエンドウの種類|実エンドウ

実エンドウは、スナップエンドウよりも豆が十分にふくらんだ段階で収穫し、主役となる豆をさやから取り出して食べます。なじみのあるグリーンピースも実エンドウの一種で、さやそのものではなくふっくら育った豆を味わいます。

開花から食べ頃になるまでは約28〜30日が目安です。豆が十分にふくらみ、さやの表面にしわが現れる直前に収穫します。実エンドウは豆そのものの甘みや風味が楽しめ、豆ご飯や卵とじ、煮物などに使われます。

さやの中で豆が大きくなるまでじっくり待ち、最後にさやを開いてふっくらとした豆を取り出す楽しみを味わいたい方に向いています。

【実エンドウの品種一例】

品種 つるあり/
つるなし
特徴 食感・味わい
ウスイ実エンドウ つるあり ・1さやに10粒ほどの豆が実る
・さやの揃いがよい
・皮が薄くホクホクした食感
・やさしい甘みがある
グリーンピース つるあり ・1さやに10粒ほどの豆が実る
・早生で育てやすい
・甘みがある
・食味がよい

 

気になるエンドウを育ててみよう

気になるエンドウの品種が決まったら、次はその品種に合った栽培スペースや種まきの時期、育て方などを確認してみましょう。

エンドウは品種によって「つるあり」と「つるなし」があり、育てる時に必要な高さや支柱なども異なります。

タイプ 草丈の目安 必要な支柱 育てる場所の目安 今回紹介した品種例
つるあり 約120cm以上
品種によっては約200㎝にもなる
つるを伸ばすための長めの支柱やネットが必要 庭の一角や畑、十分な高さを確保できるベランダなど 兵庫絹さやエンドウ、つるありスナップエンドウ、ウスイ実エンドウ、グリーンピース
つるなし 約50cm〜100cm程度 短めの支柱などで支える ベランダやプランターなど高さを確保しにくい場所 つるなし赤花絹莢、つるなしスナップエンドウ

つるあり・つるなしのどちらの品種を選ぶ場合も、まずは種袋や商品ページで種まきの時期や草丈を確認し、品種に合った支柱やネットを用意します。花が咲いてさやがついたら、それぞれの種類に合ったタイミングで収穫しましょう。

今回紹介した品種以外にも、エンドウには地域で受け継がれてきたものなどさまざまな品種があります。ほかの品種も見比べてみたい方は、「エンドウの品種をご紹介【在来種・伝統野菜編】」もあわせてご覧ください。

ちょっと変わったエンドウを育ててみたい方にはツタンカーメンの紫エンドウがおすすめ

せっかく家庭菜園で育てるなら、普段スーパーではあまり見かけない品種を選んでみるのもひとつの楽しみ方です。

「ツタンカーメンの紫エンドウ」は、鮮やかな紫色のさやが実る、つるありの実エンドウです。収穫後にさやを開くと、中の豆は緑色です。しかし、豆ご飯にして炊いたあと時間を置くと、赤飯のような色合いに変化します。ちょっと変わった紫色のさやと、食べるときの色の変化を両方楽しめる個性的な品種です。

ツタンカーメンの紫エンドウは、平暖地では秋に種をまいて冬を越し、春から初夏に収穫するのが基本です。冷涼地では春に種をまきます。詳しい種まきから収穫までの流れは、ツタンカーメンの紫えんどうの育て方で紹介しています。

 

 

まとめ

絹さやエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピースなど、普段は別々の野菜として目にするものも、植物としては同じエンドウです。

若いさやを食べる絹さやエンドウ、さやと豆を一緒に食べるスナップエンドウ、ふくらんだ豆を食べる実エンドウと、食べる部分や収穫するタイミングによって、それぞれ違った味わいや食感を楽しめます。

気になる種類や品種が見つかったら、必要な栽培スペースや種まきの時期などを確認して選んでみましょう。ちょっと変わった品種を育ててみたい方は、ツタンカーメンの紫エンドウがおすすめです。

 

アサヒ農園の「野菜遺産PROJECT」では、育てた野菜やレシピを共有できます。成長の様子や収穫したエンドウのおいしい食べ方などを、ぜひ共有してみてください。

【わたしの野菜 投稿一例】


@panpanさん

@kirakiraさん
緑豆も甘長トウガラシもそろそろ終わりそうなので、スナップエンドウを育ててみることにしました🌱
苗2ポットを大きめのプランターに植え付けました😆⬇️
紫えんどう適当
白米2 玄米1と黒米を小さじ2、酒とお塩
黒米を入れたので、炊き立てでも赤が濃くなりました。黒米がない場合でも、ツタンカーメンは炊き上がり後に保温しておくと赤くなります。

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