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伝統野菜 金俵まくわ瓜

2024.04.04

伝統野菜・固定種

伝統野菜 金俵まくわ瓜(きんぴょうまくわうり)とは

 

  • 【レア度】★★☆☆☆

ヒストリー

「まくわうり」は中国原産ですが、古くから日本でも栽培されてきました。
平安時代には、美濃国(岐阜県)の本巣群真桑村で生産されていたため、「まくわ」という名前がついています。まくわうりの在来種は各地に数多くありますが、「金俵まくわうり」は、明治時代から昭和にかけて、江南市周辺や安城市で多く栽培された品種です。「あいちの伝統野菜」に認定されています。

特徴

金俵(きんぴょう)という名前に相応しく、果皮は明るく濃い黄色で、俵のような形をしています。
果肉は白色で甘みがあり、香り豊かなのが特徴です。
瓜というと、淡白な味を想像しがちですが、
「金俵まくわうり」はやさしい甘さで、フルーツのように食べることができる夏におすすめの野菜です。
病気に強く、育てやすいので家庭菜園に最適です。

使い方・調理法

使いやすさ:★★★☆☆
若採りは浅漬けなどの漬物用、完熟は生食用でどうぞ。
よく冷やしたマクワウリの両端を切り落とし、皮をむいてお好みで輪切りや縦切りにし、
デザートとして生の味を楽しんでいただくのが一番のおすすめです。
若採りしたものは漬物にしても特有の風味があり美味しいです。
成分のほとんどは水分ですが、余分な塩分を排除してくれるカリウムを含んでおり、
利尿作用やむくみ解消の効果があります。

種まき時期