だいこんの品種をご紹介【固定種・伝統野菜編】
2024.08.19
ぐるたねのおすすめ伝統野菜・固定種だいこん
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時無し大根(ときなしだいこん)
正式名称を「早太り花知らず時無大根」といいます。
かつては秋まき冬獲りが一般的であった大根の中で、春にも蒔ける=時期を選ばない、ということで「時無し」と呼ばれています。
晩生で生育が遅く、肉質は繊維質で硬めです。
適度な辛味があり、おろし大根や漬物としての利用がおすすめ。
煮物としても食べられます。- 特性
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大きさ 根長:約40㎝ 種まき時期 春まき:3月下旬~5月
秋まき:9月中旬~11月中旬収穫時期 春まき:6月上旬~8月上旬
秋まき:12月~2月
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青首長太宮重大根(あおくびながぶとみやしげ)
根の上部、土からせり出た首の部分が緑色になることから「青首」と呼ばれます。
耐病性が強く、生育旺盛、作り易く品質の優れた大根で、家庭菜園でも人気があります。
根は美しい長円筒型で揃いも良いです。
肉質は柔らかく、ち密で甘みがあり、煮物や漬物にするとおいしいです。- 特性
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大きさ 根長:約40~45㎝ 種まき時期 秋まき:8月中旬~10月上旬 収穫時期 秋まき:10月下旬~2月
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白首長太宮重大根(しろくびながぶとみやしげ)
長型で美しい純白色、揃いも良く多収。
病害や寒さに強く栽培も容易、家庭菜園でも手軽に作れます。
肉質は緻密、歯切れ良く甘味に富み風味豊かで煮食、漬物として美味しく食べられます。- 特性
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大きさ 根長:約40~45㎝ 種まき時期 秋まき:8月下旬~10月上旬 収穫時期 秋まき:11月~12月
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切太大根(きりぶとだいこん)
よく太った短型の青首大根。
ス入りも遅く肉質緻密、甘味と風味が豊かで食味抜群です。
肉質はち密で、みずみずしさもあり、どのような料理にも使いやすいです。
特におでんやふろふき、鍋などの等の煮食とすれば甘味と風味が最高。おいしさが倍増します。- 特性
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大きさ 根長:約25~35㎝、根径:8~9cm 種まき時期 8月下旬~10月上旬 収穫時期 10月下旬~2月下旬
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白首夏大根(しろくびなつだいこん)
春まき、夏穫りの代表的な大根。
根は美しい純白色、肌はなめらか、スマートで揃いも抜群。
肉質は緻密で歯切れ良く、ピリッとした辛さがあり美味です。
おろし大根や漬物としてオススメです。- 特性
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大きさ 根長:約40㎝ 種まき時期 春まき:3月中旬~5月中旬 収穫時期 春まき:6月中旬~8月
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宮重大根(みやしげだいこん)
西春日井郡春日町宮重地区が原産地です。
江戸時代から「尾張だいこん」の名で栽培され、現在日本で栽培されている大根のルーツになった品種です。
よく太り、首は青くなります。肉質が良く甘みがあります。
漬け物、煮物、切り干しなど利用方法は様々です。- 特性
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大きさ 根長:約40~45㎝ 種まき時期 秋まき:9月上中旬 収穫時期 秋まき:11月~1月上旬
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方領大根(ほうりょうだいこん)
愛知県の海部郡甚目寺町方領地区が原産地です。
江戸時代から栽培され、宮重大根とともに日本二大大根として有名です。東京の練馬大根の元にもなりました。
根は全体が純白で、形は首が太く、先端にかけて細く水牛の角のように湾曲しています。
葉は横に開き、小葉が大きく、薄い色をしています。
肉質はち密で煮崩れしにくく、煮物に最適。特に「ふろふき大根」は絶品です。- 特性
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大きさ 根長:約40~45㎝ 種まき時期 秋まき:8月中旬~10月上旬 収穫時期 春まき:10月下旬~2月
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打木源助大根(うつぎげんすけだいこん)
金沢市打木町の篤農家、故松本佐一郎氏によって育成されたといわれています。
寒さ病害に強く草勢旺盛な早太りの多収種。
根は青首の総太り型。根長が短く耕土の浅い所でも栽培でき、他の大根よりも少し早目の収穫が楽しめます。
繊維質が少なく歯ざわりよく、おでん、ふろふき大根、ブリ大根はこの品種の甘さと柔らかさが最も活かされます。- 特性
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大きさ 根長:約25㎝、根径約8~10㎝ 種まき時期 秋まき:8月中旬~10月上旬 収穫時期 秋まき:10月下旬~1月
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阿波晩生大根(あわばんせいだいこん)
徳島県で生まれ、高品質なたくあん用大根の代表として広く知られていました。
根身はやや細身で、首から胴部はほぼ同じ太さですが、尻細です。
表皮は純白色で、肉質のしまりがよく、たくあんにすると歯切れが良いのが特徴です。- 特性
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大きさ 根長:約50㎝ 種まき時期 秋まき:8月中旬~9月 収穫時期 11月中旬~2月
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信州地大根(しんしゅうじだいこん)
長野県特産の地大根です。
根長は15~25cmほどの小型で、尻部が丸くふくれた円筒形をしています。
耐病性があり丈夫で作り易く、涼しい気候を好む品種です。
肉質が堅く、歯ごたえがあり、長期保存の漬物などに最適です。
少し辛味があり、薬味などにも利用できます。- 特性
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大きさ 根長:約15~25㎝ 種まき時期 8月中旬~10月上旬 収穫時期 10月上旬~2月
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大丸聖護院大根(おおまるしょうごいん)
煮食用の大根として名声の高い京やさいの1種です。
形は真ん丸で、重量は1~1.5kg、大きいものだと2㎏以上にもなります。
肉質がきめこまやかで、やわらかいのに煮崩れしにくくとろけるような口当たりで、煮物には最適です。- 特性
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大きさ 根径:約18㎝ 種まき時期 8月中旬~10月上旬 収穫時期 10月下旬~2月
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桜島大根(さくらじまだいこん)
鹿児島県桜島の特産で、世界一重たい大根としてギネスブックに認定されるほど大きな大根です。
通常10kg位の重さですが、環境や栽培方法により20~30kgの物も見られます。
肉質はち密でやわらかいのに煮崩れしにくいのが特徴で、煮物用として最適です。- 特性
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大きさ 約4kg~30kg
(環境や個体によって変異が大きい)種まき時期 8月~9月 収穫時期 1月~4月
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ビタミン大根
中国原産の青長大根でやや太めの円筒形をしています。
長さ15~25cm位の小型、全体の2/3までが地上に露出し、表皮・根身とも美しい緑色となります。
一般的な白い大根と比べてビタミンを多く含むことから、ビタミン大根と称されます。
美しい緑色、爽やかな甘味、豊かな栄養素を活かすには、薄く切ってサラダがおすすめ。- 特性
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大きさ 根長:約15~25cm 種まき時期 8月中旬~10月上旬 収穫時期 10月下旬~1月
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紅芯大根(こうしんだいこん)
地表部は美しい緑色、地下部は純白色の丸い中国大根です。
半分に割ると、中心部から桃紅色が放射状に広がり色鮮やか。
肉質も柔らかで歯切れ良く、甘味に富み風味も格別です。
シャキっとした歯ごたえがあり、生でサラダにすれば彩りも美しい。- 特性
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大きさ 根径:約10㎝ 種まき時期 8月下旬~9月 収穫時期 11月~1月中旬
悩んだ時は個人的には「打木源助大根」をオススメします!!
病気や寒さに強く、生育旺盛。
他の大根よりも少し早めの収穫が楽しめます。
繊維質が少なく甘みがあるため、
だいこんおろしはもちろん、浅漬けは格別の風味と歯ざわりが楽しめます。
また、おでんやふろふき大根、ブリ大根にすると、この品種の甘さと柔らかさが最も活かされます♪
ぐるたねでは、昔ながらの大根やめずらしい種類の大根も取り扱っています
是非いろいろな種類の大根を栽培してお気に入りを見つけてくださいね♪