スネークビーン|BakerCreek|野菜の世界
2026.07.08
野菜遺産プロジェクト
インゲンのような風味。でも、もっとおいしい!
― 海外の種子カタログから見えてくる、その面白さ ―
アメリカの種苗会社 Baker Creek Heirloom Seeds が発行する種子カタログには、世界各地の野菜や品種が、美しい写真とともに紹介されています。
このシリーズでは、その中からひとつの野菜に焦点を当てて、特徴や品種、食べ方を少しずつご紹介していきます。
今回取り上げるのは、まるでヘビのように長く伸びる不思議な野菜、
「Chinese Python Snake Bean(チャイニーズ・パイソン・スネークビーン)」です。
名前にBeanと付きますが、実はウリ科の植物。
果実の味はインゲンによく似ていますが、さらにおいしく、やわらかです。

ヘビのように伸びる実
この野菜の最大の特徴は、なんといってもその姿。
細長い果実は、成熟すると150cm近くまで伸びることもあり、庭で垂れ下がる様子はまるで大蛇のようです。
カタログでも、「庭を訪れた人を驚かせる」と書かれているほど。
独特の存在感を放つ野菜です。
若いうちは“インゲン感覚”で
長く育つこの野菜ですが、30〜75cmほどで収穫すると、インゲンやズッキーニのような感覚で利用できます。
炒め物との相性が良く、特にピーマンや玉ねぎと合わせた炒め料理が伝統的な食べ方として紹介されています。
完熟した果実は内部が赤くゼリー状になり、地域によってはその部分をトマトペーストのように使うこともあるそうです。
栽培について
つる性で旺盛に育つため、丈夫な支柱やトレリスが必要になります。
見た目のインパクトが強いため、子ども向けの菜園や観察用としても人気がありそうです。
おわりに
見た目はヘビ、味はインゲン以上。
世界には、まだまだ知られていないユニークな野菜がたくさんありますね。
今回紹介した内容は、Baker Creek Heirloom Seeds発行のカタログ
『The Whole Seed Catalog 2026』に掲載されています。
ご興味があれば、ぜひ手に取ってみてください。



